当て嵌めるならやっぱりこの2人





 「ちーっす、邪魔するぜ〜」
「あぁ悟浄・・・有り難うございます・・・ゴホッ・・・」
「はいはい病人は大人しく寝てなさい。ほれこれ貼って(ぴと)」
「あ・・・『冷○ピタ』・・・」
「熱出てんのにジェルシート貼らんで何してんのさ」
「いえ氷嚢はあったんですが、氷を取り替えに起き上がることも出来なくて・・・ゴホゴホッ」
「氷嚢って・・・お前さん、いつの時代の人間よ;
 まあいいや、あと要りそうな物、色々持って来たぜ。スポーツドリンク、レトルトの粥、ドリンク剤、プリンにゼリーに・・・」
「(くすくす)有り難うございます。飲み物が底を突いて困ってたんです」
「小猿ちゃんからは『無理すんなよ』という言葉とカ○リーメイト、三蔵サマからは『貴様は節制し過ぎなんだよ』というお言葉とカイロの差し入れ。ほい」
「有り難うございます(三蔵・・・治ったら覚えていらっしゃい:怒)」
「お、お湯も沸いたな。これインスタントスープだから、好きな時に飲みな。じゃあ俺は仕事戻るから、大人しく寝とけよ?」
「お言葉に甘えてそうしますね。本当に助かりました・・・ゴホッ・・・」




 翌朝。

「ドリンク剤って、本当に身体が弱っている時は逆に飲みにくいんですよね。まあ今なら大丈夫でしょうか・・・あ、れ?」

 ・・・・・・・・・・・・

「悟浄・・・病人に赤まむしドリンクなんか差し入れてどうするんですか・・・」




 ぶえーっくしゅっ
「ん?八戒の風邪が伝染ったか?」



 どっとはらい。



あとがき

出張から帰って数日で風邪を引きました。最初は喘息かな?という程度の咳だけだったのが、翌日、翌々日にはどんどん酷くなり、ついに業務を抜け出して病院へ。
その時点での熱は37℃台だったので、インフルエンザではないだろうと普通の抗生物質や咳止めをもらい、再び業務へ。早退したい気持ちは山々でしたが、少しでも溜まってる仕事を片付けようと、取り敢えず定時まではパソにしがみついていました。が――

その日の晩に39℃台をマークしました(辛)。

飲み物が底を突いて、買いに行きたくても行けずに困っていたところ、当館館長とりお氏が救援物資を持って見舞いに来てくれました。持つべきものは親友だわ。
取り敢えず復帰したので、この感激(?)をssにしてみました。別にとりお氏がまむしドリンクを差し入れたわけではありませんので悪しからず(笑)。




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